子どもが熱性けいれんを起こした話。看護師ママでも「わかりません!」と叫んだ

子育て日記

「呼吸はしていますか?」

救急隊員にそう聞かれた瞬間、私は叫んでいました。

「わかりません!!」

私は看護師です。現在はフルタイムで働きながら、毎日患者さんのそばにいます。でも、わが子がけいれんしている姿を目の前にしたとき、頭の中が真っ白になりました。

この記事は、そんな私の体験談です。看護師としての知識と、実際に2回+αを経験した母親としてのリアルを、両方お伝えできればと思います。

「子どもがけいれんした」「また起きたらどうしよう」「脳への影響が心配」——そんな不安を抱えているパパ・ママに、少しでも役立てたら嬉しいです。

※この記事は看護師としての知識と個人の体験をもとに書いています。医療的な判断はかかりつけ医・救急医に必ずご相談ください。

わが子のけいれん、2回+αの記録


うちの子は、熱性けいれんを合計2回経験しています。さらに熱性ミオクローヌスも経験し、救急搬送もしました。

【1回目|1歳6ヶ月、コロナで40度の発熱】

最初のけいれんは、1歳6ヶ月のとき。コロナに感染して、40度の高熱が出た日のことです。

お昼寝から起きたわが子は、熱のせいでぐずっていました。抱っこをしてあやしていたその瞬間、突然けいれんが始まりました。

とっさにパパに声をかけながら、床に静かに寝かせました。「大丈夫だから」——自分に言い聞かせるように言ったのか、パパに言ったのか、今でもよく覚えていません。

すぐに救急に電話して、時間を計り始めました。

電話口で「意識はありますか?呼吸はありますか?」と聞かれました。

意識は——まだ戻っていない。呼吸——は体が小さくて、動揺もあって、正直よくわかりませんでした。

胸の動きをじっと見て、顔を鼻と口元に近づけると、かすかに息があることがわかりました。

看護師として、呼吸確認の方法は知っていました。でも、自分の子どもを前にすると、体が震えていました🥲

【2回目|保育園入園後】

保育園に入ってからも、1回けいれんが起きました。2歳2ヶ月あたり。

1回目ほど長くはありませんでしたが、5分かからないくらいの痙攣がありました。今度は動画を撮ることができました。どんなけいれんだったか、どのくらい続いたか——記録として残せたことは、その後の診察でとても役立ちました。救急車も呼び、病院に到着してからダイアップ(座薬)を使用しました。

【番外|熱性ミオクローヌスも経験】

ある夜中のこと。隣で寝ていた子どもが、突然叫び出しました。

飛び起きて駆け寄ると、意識はある。でも体がビクッ、ビクッと繰り返し動いている。その度に子どもはびっくりして、また泣く。

「けいれんだ」と思い、すぐに救急車を呼びました。

病院で動画を見せたところ、診断は熱性ミオクローヌス。けいれんとは少し異なる、発熱時に起こる筋肉のピクつきでした。動画を撮っていたからこそ、その場で診断がついた瞬間でした。

3歳になった今でも、熱を出すたびに不安でたまりません。「また起きるんじゃないか」「夜中に気づけなかったら」「今度は長引いたら」——けいれんを経験した親なら、きっとこの感覚わかってもらえると思います。


熱性けいれんって、どんなもの?

まず、熱性けいれんについて簡単に説明します。

  • 生後6ヶ月〜6歳ごろの子どもに起こりやすい
  • 38度以上の発熱に伴って起こるけいれん
  • 乳幼児期によく見られる症状のひとつ
  • ほとんどは数分以内に自然に止まる

詳しい頻度や経過については、こちらをご参照ください。 → 熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023に基づいて解説|医療法人社団かけはし

ただ、頭でわかっていても、目の前でわが子がけいれんしている姿は怖い。それは、看護師の私でも同じでした🥲

けいれんが起きたら、まずこれをやって!看護師ママが本気で教える対処法


わが子のけいれんを2回経験して、看護師として知っていたこと・実際にやれたこと・やれなかったことがあります。正直にお伝えします。

▼ やること

①横向きに寝かせる

けいれん中は、唾液や嘔吐物が出ることがあります。仰向けのままだと気道に詰まって窒息する危険があるため、必ず横向きに寝かせてください。

抱っこ中にけいれんが起きた私は、とっさに床に寝かせました。この判断だけは、看護師の知識がすぐに動いてくれた瞬間でした。

②時間を計る

けいれんが始まったら、すぐにスマホで時間を計り始めてください。「何分続いたか」は、救急隊員・医師が最初に必ず聞くことです。動揺していると時間の感覚がなくなるので、意識的に計ることが大切です。

③動画で記録する

余裕があれば、けいれんの様子を動画で撮ってください。体のどの部分が動いていたか、左右対称か片側だけか、目はどこを向いていたか——これが後の診断に直結します。実際に私も、熱性ミオクローヌスのときに動画を見せたことでその場で診断がつきました。

④呼吸・唇の色・胸の動きを確認する

「呼吸はしているか」——これが一番大事な確認です。動揺していると、これが一番難しい。

胸がちゃんと動いているか目で見て、顔を鼻と口元に近づけて息を感じてください。唇が紫色(チアノーゼ)になっていないかも確認します。

1回目のけいれんのとき、救急隊員に「呼吸はありますか?」と聞かれた私は「わかりません!」と叫びました。落ち着いて胸の動きを見て、口元に顔を近づけて、やっと「息をしている」とわかりました。知識があっても、わが子のこととなればこうなる。だからこそ、今のうちに頭に入れておいてほしいのです。

⑤迷ったらすぐ救急車を呼ぶ

「救急車を呼んでいいのかな」と迷う必要はありません。迷った時点で呼んでください。特に以下の場合は迷わず呼びます。

・けいれんが5分以上続いている
・けいれんが繰り返す
・初めてのけいれん
・けいれん後も意識が戻らない

🙅‍♀️やってはいけないこと

×口に物を入れない

「舌を噛むから」とタオルや指を口に入れるのは絶対にNGです。けいれん中に舌を飲み込むことはありません。逆に窒息や怪我の原因になります。

×体を強く押さえない

けいれんを止めようと体を押さえつけるのもNGです。無理に動きを止めようとすると、骨折や脱臼の危険があります。見守ることが正しい対応です。

けいれん後の不安、全部正直に書きます

けいれんが止まって、救急車が来て、病院で診てもらって——それでも不安は消えませんでした。

「夜中にまた起きたらどうしよう」「脳に影響が出ないか」「意識が戻らないんじゃないか」「熱を出すたびにまた起きる?」

3歳になった今でも、発熱のたびにこの不安が頭をよぎります。これは、看護師であっても同じです。知識があっても、消えない不安がある。それがわが子への愛情だと、今は思っています。

備えておいてよかったもの、看護師ママが実際に使っています


【体温計|オムロン】

熱性けいれんの子どもを持つ親として、体温計は「早く・正確に・起こさずに測れる」ものが良いと思います。

わが家で使っているのはオムロンの体温計。平均15秒のスピード検温なので、ぐずっている子どもにもストレスなく使えます。先端がやわらかいゴム素材で、寝ている子の脇に差し込んでも起きにくい。

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【けいれん記録メモ】

病院に行くたびに「どんなけいれんでしたか?」と聞かれます。以下をメモしておくと診察がスムーズです。

・いつ起きたか
・何分続いたか
・どんな動きだったか
・熱は何度だったか

動画と合わせて残しておくことを強くおすすめします。

終わりに_怖いけど、知っていたから動けた


「呼吸はありますか?」と聞かれて「わかりません!」と叫んだ私が、今これを書いています。

看護師でも、わが子のこととなれば頭が真っ白になる。それが正直なところです。

でも——横向きに寝かせること、時間を計ること、動画を撮ること、呼吸を確認すること。知っていたから、体が動いた部分もありました。

発熱のたびに不安になる。3歳になった今でも、私はそうです。

この記事が、同じ不安を抱えているパパ・ママの「少しだけ、備えておこう」につながれば嬉しいです。

何かあればすぐ救急車を呼んでください。迷ったら呼んでいい。それだけは自信を持って言えます。


※この記事は看護師としての知識と個人の体験をもとに書いています。医療的な判断はかかりつけ医・救急医に必ずご相談ください。

それでは、本日はこの辺で失礼します。長くなりましたがご覧くださりありがとうございました^ ^

またお会いしましょう🎵

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